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亮小学校の頃5年〜6年生

小学5年生の頃、サークルに入った。
面接に行き、初めは少し違うかなと思ったが、それというのも(LD学習障害の子や軽い障害の子供たちが中心)はたして亮がついて行けるのか心配だった。周りの子供の間ではさすがに亮は目立ち、専属の先生が一人付いていただくようになった。月2回隔週土曜日で夏は子供とボランティアの学生、サークルの先生で2泊3日のキャンプに出かけた。初めは親がドキドキだったが、本人は楽しそうにしている。定な気分が続いていたようだ。

帰る日に迎えに行き開口一番「もう行きません。
家に帰ります。とず〜っと言っていたそうである」集団の生活に
慣れていない亮ではあるが、それこそキヤンプの間中緊張して
いたにちがいない。
そんなこんなで約半年でそのサークルを止めてしまった。
学校では特別問題を起こさず過ぎたように思う。
担任の樋口先生は亮の成長をずっと応援して下さり、
亮も先生が大好きで大変よい先生に巡り会ったと思う。給食では、苦手な牛乳が飲めるようにと飲んだ時の箱を掲示して毎日励ましてくれたり、理科や社会などの強化の学習、自然教室や運動会、歌声祭りなどの行事では、楽しく参加できるように、亮の出来ることや苦手なことを考えて、
色々なことに配慮して下さった。
その中で我慢することや協力すること、約束を守ることなど学んだ。
本当に樋口先生にはお世話になりっぱなしで・・・ しかし、
その樋口先生も亮が6年生になる時に転勤になりお別れをした。
でも、かわせみでは夏休みに親と子供、先生等と交えて恒例の水泳&バーベキューがあり、
6年生の夏のバーベキューにはわざわざ樋口先生も子供を連れて楽しく参加して頂いた。
かわせみの中山先生、担任の樋口先生と優しく時には厳しくと5年生が無事終わることが出来きた。


そして、6年生・・・
(2002年9月14日以下更新分)
亮もいよいよ最高学年の6年生になり周りの子供たちも大人びてきているのには、 少々驚いていた。
この頃の亮は体も一段と大きくなり体重も少しオーバーぎみ、 よくご飯を食べる。
もちろんおやつも、段々勉強の方も難しくなり算数など親にもわからない問題をしている。

6年生の3学期に「かわせみ」に新しい仲間がやって来た。5年生の祈人くんだ。
本が大好きで優しい祈人くん。 亮とはタイプが全然違うけれど、本が好きという共通 点があるからか、
気が合うようで、 特別におしゃべりをする訳でもないけれど、一緒にいることが好きなようだ。
母親どうしが親しかったので、お互いの家に遊びに行ったり、図書館に一緒に行ったりする機会が増え、
それがとても嬉しいようだ。 この二人が図書館に行くと3〜4時間は、本の世界に没頭する。
寝転んだり、座り込んだりして 静かに本を読みふけっている。
交わし合う言葉は本当に少ないけれど、心の中はちゃんと通いあって いるんだな・・と思う。
祈人くんと出会えて本当によかった。 6年生も半ばを過ぎると中学校進学の話題が多くなり、私たち、障害児を持つ親にとっては、深刻に 頭を悩ませる時期である。私たちも4年生の頃からこの事については何度となく話合ってきた。 その頃はまだまだ先のことと思っていたけれど、 2年間が過ぎるのはアッという間だった。
現在通っている小学校のまん前に中学校があるのだが、当時その中学には養護学級はなく、
隣の学区の 中学には、数年前に出来ていたので、このままでいくと亮はその中学に進むか、あとは、養護学校に 行くかのどちらかを選ぶことになるだろう。
10月に「かわせみ」の保護者の皆さんと一緒にN中学の養護学級と行政区の 養護学校の見学に行った。
N中学に通学するのであれば徒歩になるが、とても亮一人で通える距離ではなく、友達も誰もいない学校へ 行かせるのは、かわいそうでもある・・。 O市にある養護学校は、車で行っても1時間ちかくかかるので、
通学には、送迎バスが利用できる。 園芸・木工などいくつかのコ-スがあり、
先生たちも意欲的な印象を受けた。 亮には、どちらが向いているのだろうか・・。
また他には選択肢はないのか・・と思い悩んでいるとき 校区内の中学校に是非通 わせたいと希望されている6年生のお子さんを持つ方が、他の小学校にもう一人 いらっしゃることが解り、とにかくお話をしてみることになった。そのお母さんと話しているうちに、やっぱり出来ることなら亮を 今までずっと一緒に勉強してきた 友達と同じ中学校に行かせてやりたいという思いが強くなり、人数としては難しいかもしれないけど、 いろんな事情をお話して、 なんとかM中学校に養護学級を作ってくださるように教育委員会にお願いに 行った。
現在在学の小学校「かわせみ」のお母さん方も一緒に行ってくださり、大変心強かった。
そして3月、無理かと思っていた養護学級がM中学校に新設されることになったのである。
まわりの たくさんの人々の応援のおかげでこのクラスを作っていただくことが出来た。本当にこころから、感謝 の思いでいっぱいだった。 その頃の亮の様子は、まわりの雰囲気がピリピリしているのを感じているようで、落ち着かず、 私たちが「もうすぐ中学生だね」 などと言うと「僕、中学校なんか行きたくない。ずっと小学校 に行きたい。
かわせみがいい」といつも言っていた。先生にお願いしてできるだけ中学校の、楽しいことや 小学校にはない、いいところなどを話してもらうようにしてもらった。また中学校の制服にも慣れさせようと、近所の方にいらなくなった学生服をもらって小学校へ持っていき、時々着せてもらうようにした。 「かわせみ」の中山先生には、中学校との間のいろんな連絡事項や引き継ぎなど、私たちの気づかない 部分を細かいところまで、しっかりとフォロ-していただき、本当に有り難く思った。

そして迎えた小学校の卒業式・・

長いあいだお世話になった優しい先生たちともお別れだ。 本当にいろんなことがあった。
あの小学校の入学から早6年が過ぎた・・あっという間の6年間。 辛くてかなしくて泣いたこと、嬉しかったこと。 卒業証書を手にする亮を遠くからみつめながら、さまざまなシ-ンが瞼のむこうによみがえった。
そして心の中でそっと呟いた。「亮、よく頑張ったね・・」
卒業証書を手にする亮を見て 本当にお兄ちゃんになったと思う瞬間だった。
いつも子供たちのために全力で尽くして下さった中山先生。6年1組でいつも笑顔を見せて下さった 山下先生。保健室でいつも暖かく迎えて下さった田中先生。そして校長先生をはじめ、全ての先生方、に心からの”ありがとう”の言葉を贈りたいと思う。 たくさんの思い出と楽しいことがいっぱいあった小学校とのお別れ・・。 でも本人はたんたんとしていた。いつもと同じ・・・。


それからもうひとつ、忘れられないエピソ-ドがある。

卒業式も終わった春休みのことだった。 3学期の放課後、時々自転車の練習をさせていただいていたのだが、家の廻りの道路がすべて坂道のためかなかなか成果 が上がらずそのままになっていた。
先生がそのことを大変残念に思われて、卒業前の何日かと 春休みにまた練習する時間を作って下さったのだ。小学校の運動場を使わせてもらって、広々とした所で 乗れたせいか、みるみる内に上達したようで、
私が見学に行った時には、気持ち良さそうに運動場をグルグルと乗り回していた。
不器用でバランス感覚の悪い亮がよくここまで乗れるようになったものだ。
遠くで見守りながら、涙があふれてくるのを止めることが出来なかった・・。
自転車の仮免許証まで作ってもらって、亮もとても嬉しそうだった。
ここまでして下さった中山先生、中野先生、本当にありがとうございました。
障害があっても周りの人々の深い理解と愛情があれば、どんなことでも頑張って出来るようになるんだな・・
と改めて思ったひとこまだった。 私はいつも思うのだけど、障害を持って生まれてきたことで、
人は亮のことをかわいそうだと思うかも しれないけれど、決してそんなことはないと思う。
確かにまわりの人々とのコミニュケ-ションがうまく いかず苦労することは多いと思うけれど。
彼がまだ幼いころ、障害があることが確実になった時、私は目の前が真っ暗になる思いだった。
そして 自分を責めて、この酷い運命を呪った。長い間、亮の障害を認めることが出来なかった。
なぜ我が子が こんなことに・・。そんな思いからなかなか逃れることが出来なかった。
しかし亮の成長に従って、子供の障害と闘うたくさんのお母さん方との出逢いを重ねるうちに、もう自分を 責めたり、運命を呪ったりすることは辞めようと思うようになった。いろんなお母さんとお会いしたが、 共通して感じたのは、どの人も子供の障害をまっすぐに受け止めて、今、子供のために出来る最良のことをしようと努力されているということだった。
みんな強くて優しい素晴らしいお母さんたちだった。
私もそんなお母さんになりたい・・いつしかそう思える自分になっていた。

ここで、4年生の頃から現在6年生冬休みまでで、どんな点が改善、
または変化したか少し書いてみたいと思う。

行動面-----------
多動はほとんど治まった。しかし、初めて訪問する所は落ちつきがなく、うろうろする。自分より下の子に関しては 手を出したりはしない。しかし、年上の人、大人に関しては、からかったりの言葉が出る。学校の行き帰りは一人で出来る。 体育は今でも苦手である。「きつ〜い・・もうだめだ 」という言葉が出る。でも頑張りは随分良くなった。

情緒面-----------
パニックに関しては普段はとても穏やかだが、パニックになると、自分の指をかんだり頭をたたいたりする。 友達関係でトラブルほとんどなくなった。(友達は亮の事を良く解っている) 家庭でも、病気以外は機嫌良く穏やかにしていることが多くなった。
最近やってしまった事・・
先日、登校の途中おばあちゃんをからかい田んぼに尻もちをつかせる問題を起こした。本人は 「おばあちゃん大丈夫?」と声をかけ肩をポンポンとしただけというが、どうも話をよく聞いてみると、からかい、ちょっと肩をたたいたようだ。本人もおばあちゃんが尻もちをついたので、びっくりしてそのまま学校に走っていったそうである。その後、本人を連れておばあちゃんの家に謝りにいった。病院で異常なしとの事、ひと安心した。

学習面----------
「かわせみ」では、国語・算数を中心に個別指導をしていただいている。無駄 のない学習ができていると思う。 算数は難しいながらよく頑張っていると思う。 さすがに、6年生となるとかなり文章問題も難しい。 国語は読みは良くできる、ひらがな・カタカナは書けるが文字汚く書き順が間違っているものも多い。早い内にきちんと書けるようにしておかないと修正がなかなか難しいようだ。 漢字は以前に比べ書き順・形ともに整ってきたように思う。 今後の課題は、作文力をつけること、本を読むことは大好きだけれども自分で文章を作ることは少し出来るようになった。

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