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亮3歳の頃
3歳の頃から癖のように鼻をすする、咳をするようになった。
保険所で3歳児検診があり、そこで普通の3歳児と比べると劣るということで 病院で視てもらう事を勧められた。
私たちにとつては予想はしていたけれども 完全にショックだった。
まず児童相談所に行き視てもらった。 待合室で待っている間も、ちっともじっとしていられず動き回った。 女性の先生で亮も始めは椅子に座るのを嫌がったが強引に座らせた。子どもの扱いは慣れているらしく、まず亮の興味ある事を聞かれた。その頃亮は本が好きで動物の本をよく見ていた。動物の名前はよく言えた。
気分を落ちつかせ、亮の目を見て話しをしたが、亮は焦点が定まらない。

先生が本を指し動物の名前を聞いていった。その動物を横目でチラッと見て答える。
一度言った動物の名前をもう一度聞くと「だめ!」「いーっ」と奇声をあげる。そわそわしている。 座り直す、「何度か亮がゼンマイ仕掛けで操作できる様にならないものか」と思うほど動き回った。
細かい手作業のゲームをした。ビーズに糸を通すものだ、何個かしているうちに嫌になり「だめ!」と言いながら席を立とうとする。
そんなこんなで、検査が終った。その日は疲れて私たちもグッスリ寝た。
結果は自閉的傾向との診断だった。
聞いたことはあるが自閉症が何であるかは詳しくは解らない。
その日、妻は泣いてばかりいた。なんでうちの子が自閉症にならなければならないんだ。とその日は朝まで今後の事を話し合った。
朝起きたら亮が「おはょう」と言って 今までのことが嘘のように夢であって欲しいと何度も思った。
「りょうは自閉症ではないんだ」「頭をポンとたたくと治るんだ」 現実を否定したくなる感情を抑えきれなかった。

この日から私たち家族と亮との何か暗い気持ちの日々が始まった。
暇さえあれば毎日のように書店に行き自閉症に関する書籍を買っては読んだ。
なかなか自閉症というものは大変らしい原因もいま一つ解っていないらしく 治るという保証もない。
ただ言えることは今の状態から少しでも改善して欲しい、ということだ。
保険婦さんの紹介で福岡市内の障害児のサークルに入った。
月2回の訪問であった。ここで私は始めて色々な障害児がいるんだと思った。
他の親を見て思ったことはやはり私たちもそうであったように現実をしつかり見つめ ているということだ。
気持ちは同じである。皆んな明るい、この状態になるまではどのくらいかかるのか?
不思議と気持ちが落ち着く。



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