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亮中学校の頃
「ぼく、中学校なんか行きたくない。かわせみに行きたい」
入学式では緊張してはいたが、きちんとした態度で 臨むことが出来ていた。
着慣れない学生服姿が、恥ずかしそうだった。
亮のクラスは1年1組(親学級)。先生は体育会系の元気いっぱいの国分先生。

「ひよどり」にて大好きなドラえもんの本

そして新設された養護クラスは、
「ひよどり学級」と名付けられた。
教室の窓から見える中庭に冬になると飛んでくる
可愛い鳥の名前から命名したということだ。
「ひよどり」の担任は、稗田先生。クラスメイトは、
亮と同じ1年生のNくんと2年生のSくん。先生の配慮で、
教室の位置はたくさんの生徒さんが行き来する場所にあり、
親学級との往復もしやすく、
オ-プンな雰囲気にして下さった。
しかし危惧した通り、中学校での生活に慣れるまでには、
やはりかなりの時間がかかった。
先生方も亮に対してどのように接したらよいのか
悩まれたと思うし、
亮も小学校の雰囲気とあまりにも 違うので、
とまどいもあって、毎日が緊張の連続だったようだ。
その頃の亮の顔は、表情も堅く、何かというと
「ぼく、中学校なんか行きたくない。かわせみに行きたい。」
と訴えるように言っていた。
いろんなトラブルもあった。親としても毎日が不安で、先生との連絡ノ-トに家庭での
様子をびっしりと書き綴っていた。
先生も学校での様子を細やかに書いて下さったし、家にも何度も足を運んで下さった。
先生方の献身的なバックアップのおかげで、5月、6月と過ぎるうちに
「学校に行きたくない」という 言葉は、 だんだんと出なくなってきた。
幼稚園や小学校1年生の時、一緒だったお友達が周りにいて、何かと亮に言葉をかけてくれたり、
気遣って くれたりしたことがとても良かったようだ。本当の思いやりとか、
優しさを子供たちが私たちに教えてくれた。
ドキドキ、ハラハラの連続だった1学期もようやく終わり、長い夏休みが始まった。
小学校の時は、ラジオ体操や子供会の活動など楽しいイベントもあって、
気分転換の機会も多かったのだが、中学生になるとそんな行事もなく部活にも入っていない亮は・・
毎日、ひまをもてあましていた。
暑いのが大の苦手なので、ほとんどの時間を冷房のきいた自分の部屋でゲ-ムをしたり、本を読んだり、
ビデオを見て過ごす。 6月から私が仕事で外に出る事になったため、
今までのように亮のことをいつも 見ている事が出来なくなった。
いろんな事情があってやむなく選んだ道だったけれど、そのことがかえって 私自身の子離れには、
少なからず良かったように思う。
亮も私がいない時間、お姉ちゃん(高1)と留守番をしたり、自分でおやつを食べたり、
自然とこのことを 受け入れることが出来た。 そして・・夏休みも終わり、2学期が始まった。
実は私が一番心配だったのがこの時期のことだった。
長い休みの後、暑い学校での生活にスム-ズに戻れるだろうか・・。
また1学期のように登校拒否を始める のでは・・。
しかし、あまり心配するほどのことはなかったようだ。1学期のあの頃がうそのように亮は 落ち着き、
毎日元気に学校に通い始めた。
9月の終わりに行われたふれあい学級(課外活動 2泊3日)にもみんなと一緒に参加する事が出来、
特に 問題もなく元気に帰って来た。また、「ひよどり」にはパソコンがあり、(小学校の頃からパソコンで遊んではいたが、ほとんどゲームだが)中学校では自分の大好きな絵を描くようになった。


10月に入ってから、とても嬉しい出来事があった。
「ひよどり」の稗田先生の提案により、
亮がパソコンを使って描いた絵の展示会をしていただけることになったのだ。
場所は、町の中心にあるミリカローデンホ-ル。たくさんの人々が訪れるところだ。
新聞社からも取材に来て、紹介していただき(10月18日付け西日本新聞)

また、読売新聞のYOMIURI ON-LINE 
よみうり教育 メールでも紹介していただいた。
1週間の開催期間中に嬉しいことに たくさんの方から、応援や激励の言葉や感動したという
メッセ-ジ
いただき、 本当に嬉しかった。
可愛い名前のキャラクタ-たちが自由気ままに会話をしている。思いつくままに、
サラサラとパソコンで描いた 絵にいろんな色を重ねている・・。
それだけの絵なのだが、なにか心に訴えてくるものがあり、
私も 感動を覚えた。鮮やかな色彩とほのぼのとしたキャラクタ-たちの可愛らしさが
心を癒してくれるようだ。
亮の心の中の小さな世界を見せてもらった気がしている。



行動面-----------
治まっていた多動が時にでるようになる。
たまに自分の思い通りに行かない時にパニックを起こす時があるようだ。
親学級で、先生の長い話に対し、
大きな声で「いいかげんにして・・早く帰りたいんだよ!」ということも言ったりしたようだ。
社会に適応出来るよう(我慢を)、今からの対応が大切になる。
しかし、皆と行動をする時はほとんど一緒に出来る。

情緒面-----------
相変わらず「大きい音と暗い所」が嫌いだ。歩道は、耳を塞いで歩く。
大きい音でパニックになることもある。
家では、押しつけることはしないように意外と自由にさせている。
方言が嫌いだ・・方言を使うと違うと言う。
外では「お父さま」「お母さま」また、超丁寧語 を連発・・。
亮に近づき、小さい声で「おとうさんで」いいからと言うが、あまり聞いていない 。
しかし、その割には、亮自身も汚い言葉を言ったりする。
たまに、難しいことわざの意味を聞いてくる。応えられないと、得意そうに自分で意味を言ったりする。
親の知識を試しているのか・・勉強をしなければ。
確かに、亮本人にしてみると、身体の変化(ひげが生えてきた)
そんな大人になる自分を認めたくないのだろうか。
声も底音になってきた。このころよく裏声の高い言葉でしゃべるようになった。


学習面----------
自分で物語を考えることが得意のようだ。自分なりに物語を考えそれを絵に落としていく。
私からみてもその想像力には関心するほどだ。
書いた文字が読めないほどの時がある。正しい書き方も何度も何度も教えないとまた自分流に戻ってしまう。
ゆっくり少しづつでも字をきれいに書くように指導。


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